
事業実績
【新高規格道路】旭川十勝道路地盤改良を伴うボックスカルバートを構築する工事
現場代理人
土木部 髙橋 尚哉
旭川市から富良野市を経由して占冠村まで結ぶ予定の高規格道路旭川十勝道路にてボックスカルバートを構築する工事を施工。ボックスカルバート3基施工のうち、2箇所(No.2・No.3)は中層混合処理(MITS工法)による地盤改良を施工、また、No.1及びNo.2ボックスカルバートにサンドイッチ頂版を施工。支障物件移設に係る施工時期、隣接他工事との作業エリア共有など制約が多く工程的に大変厳しい工事であった。 地盤改良・サンドイッチ頂版の施工は、特殊な工法・材料・試験があり難易度の高い品質管理業務が求められ、またコンクリートの施工が冬期にかかるため、品質確保や設備等に細心の注意を払い、一般道を通行止めにしての作業であったため近隣住民への気配りも多く大変苦労した工事でした。
活火山である十勝岳(望岳台)の噴火による災害を防ぐ導流提工事
現場代理人
土木部 松嶋 覚
導流提とは泥流や土砂流の流れる方向を制御し、安全に流下させて土砂氾濫の拡大を防ぐ堤防のことで、今回は活火山である十勝岳の噴火による災害を防ぐための導流提を設置する工事を施工しました。コンクリートブロック導流提 1基(L=66.0m H=3.23m)、ブロック個数734個 (下幅W=4.75m、上巾W=2.64m)5段積の施工を行いました。苦労したところは、布設図面の延長・幅・高さの規格値に合わせるため、緻密さ正確さが求められる点です。
高規格道路「旭川十勝道路」の一部 旭川東神楽線 旭正橋下部工事
現場代理人
土木部 斎藤 予志郎
当現場は仮橋、仮道(迂回路)を施工し現道切替後、橋台2基(A1・A2)を施工、橋台施工後既設橋台を撤去し、護岸ブロックを復旧する工事です。鷹栖東神楽線道路は旭川空港へのアクセス道路となっているため交通量が多く 迂回路での一般車両の交通事故が懸念された。電光掲示板、夜間点灯ライト等を設置し安全施設を充実することで一般車両の事故防止に努めた。工事施工箇所に地先住宅が近接しているため、騒音に配慮する必要があった。近接住宅と施工箇所の用地境界に防音壁を設置し騒音の軽減に努めた。また、特に騒音が発生する既設橋台の撤去作業は極力、打撃音が発生するブレ-カ-の使用さけ、コンクリ-ト圧砕機(ニブラ)を使用した。
【続】十勝岳噴火による災害を未然に防ぐ~富良野川 火山砂防工事~
現場代理人
土木部 阪上 真悟
本工事は、活火山である十勝岳の噴火による火山泥流対策事業のひとつで、約4,000m3の生コンクリート打設を行い第1副堰堤を新設する工事でした。 コンクリート打設するごとに、徐々に作業位置が高くなっていくため、高所作業という意識が希薄にならないよう注意し作業を進めました。 また、4現場が同時期に現場へつながる林道を使用するため、林道の混雑が予想されることから他現場との資機材搬入の日程調整を密に行い施工を進めました。その結果、工程に遅れもなく無事故で完了することが出来ました。
【歴史的土木遺産】神居大橋の長寿命化修繕工事
現場代理人
土木部 遠藤 敏廣
神居大橋は旭川で唯一現存する人が通れる吊橋で、旭川市の観光名所としても人気のスポットです。その始まりは明治31年鉄道路線と対岸の集落を結ぶために地元の名士が架けられたのが始まり。今回はこちらの神居大橋と江丹別第22号橋の修繕工事を行いました。当時の木製補剛トラス形式を継承し、かつての橋の姿そのままに丁寧に施工いたしました。施工時期が観光シーズンと重なっていたため、本格的に稼働させたのは11月頃からとなり雪の除排雪に苦労しながらの冬期施工になりました。 橋上からの自然の景観も素晴らしいので、是非足を運んでみてください。
平成大橋長寿命化耐震補強工事
現場代理人
土木部 植松 茂広
◇平成大橋について 平成大橋は神楽地区と神居地区を結ぶ美瑛川に架かる橋で、平成元年 (1989 年)に開通しました。ちなみに橋の長さは298.15mです。 ◇どんな工事 今回の工事では橋の老朽化に伴い、地震などの自然災害にそなえ補強を行う工事で、支承(橋を支える重要な物)を取り替える工事です。 ◇工事の流れ 1.橋を支える為の、ベントと呼ばれる鉄骨の柱を建てます。 2.ベントの上に橋を持ち上げるジャッキをセットし橋を数上げ固定します。 3.高速で回転するワイヤーと超高圧の水でコンクリートを切断し古い支承を撤去します。 4.新しい支承を取付し、コンクリートで固定します。 5.コンクリートが橋を支える強度の有無を確認後、ジャッキを緩め、ベントを解体し、工事の完成となります。
新卒・中途採用